今回の『ゆきりんもくれんの淑女我報』では、
映画『沈黙ーサイレンス』がテーマ。
映画を観て、原作を読んで、それぞれが
どう感じたかを女子トークしています!
もくれんさんは、最初から布教に来る司祭を
「押しつけがましい」と思いながら観ていたのだとか。
これがまず私には驚きでした。
高校時代、私は原作を読んで、司祭の苦悩に
完全に同調してしまっていましたから。
そして彼女の指摘通り、「キリストが大日に
なった時点で(布教する側の)敗北」なのでしょう。
なぜ敗北したのか。
それは日本の国柄とか、民族性とか、習性とか、
どうしても西欧とは相いれない価値観や宗教観念が
あるからで、それは漠然とした状態で感じるのですが、
ただそれを日本人として私はまだ明確に言語化することが
できません。
はっきりしているのは、こういうテーマを大学時代、
懸命に考えて言語化していれば、もうちょっと知的に
なっていたであろうということ。
そして、良くも悪くも「同じ価値観を有する国」などと
いうものは存在しないのだということ。
民主主義国家だからといって、「同じ価値観」とは
限らない!
「地球市民」などといってまとまることもあり得ない!
それはともかく、しゃべっているうちに
もくれんさんの爆笑トークが炸裂しましてね、
キチジローがカネジローになっちゃったよ!!!
自分で身返してみても笑える『淑女我報』です。
ぜひご覧ください